tapiox’s blog

アニメとか映画の感想を書くブログ

アーロと少年を見てがっくりした話

アーロと少年を見て来ました。CG技術がすごかったです。

かなり否定的な感想なのでご注意ください。

 
「CGは色々なものが表現できるが、水の表現だけは未だに技術が追いついていない。」という話を以前聞きました。あの流れる様とか、揺らめく様とか。とにかくあの微妙な感じを表現するのは難しいらしいので、今回の映画はCG技術が半端なかったです。
 
濁流が襲いかかり、お父さんを飲み込むシーンはあまりにもリアル過ぎて、ゾッとしました。
 
公式ホームページにもさりげなく書かれています。
※本編中にキャラクターが川に流されるシーンが出てきますが、物語上の重要な要素となっていることから、アメリカで公開されたストーリーのままとさせて頂いております。
さすがに5年経ってるし、配慮なのかなぁ〜なんて思ってたけど、とんでもない。そのものです。コナンの時計仕掛けの摩天楼を、今の時代にやった感じです。ポニョなんてメじゃないくらい、見て、ゾッとします。
 
今回のキャッチコピーが「初めて誰かを守りたかった」ですが、これ、スポットの気持ちだよねって感じ。アーロはスポットにずっと守られてる。完全にスポットがお助けキャラ状態で、そこに愛は感じなかったです。友達感が無かったです。
一瞬でもいいから、スポットのために何かをして欲しかった。最後の川のシーンで「それきたぞ!!」ってされても、「突然どうした」くらいにしか思えなかったです。
 
あと、アーロはそろそろ「豪雨がきたら川から離れる」ということを覚えてくれって思います。父の死を一体どう思ってるんだろうって、映画見ながら考えちゃいました。変な話、アーロが綺麗すぎるんだよね。ライオンキングのシンバは「辛かったよね…うんうん…」って思ったんですけど、なんていうか…働くお母さんに対しての台詞とか…「そりゃぁ君のせいだしね!!!」みたいな。なぜか同情出来ない…。
 
ただ、スポットが言葉を知らないので、自分の家族がどうなったかをアーロに伝えるシーンは涙なくして見られませんでした。表現が素晴しかったです。もう「スポットと恐竜」でよかったよ。
 
 
散々言いたい事を書き連ねてしまいましたが、それだけピクサー映画に期待してたってことなんです。だから次回作(ニモの続編かな)も前売り買って見に行きます。おしまい。